「赤べこプロジェクト展」
なるものに参加することになりました!
東北復興支援を目的にして、たくさんの作家たちがオリジナル赤べこをつくり、展示するという活動です。
赤べこって知ってますか?
赤い牛の形をした福島県の郷土玩具。
おばあちゃんが福島に住んでるんで僕にとってはなじみ深いもの。
べこ=牛のこと。
頭がゆらゆら揺れて、かわいいやつです。
この赤べこ
どんな由来があるのか、このプロジェクトに参加するまで知らなかった!
赤べこは、今から1200年ほど前の大同2年(807年)に、
徳一大師が会津の地に福万虚空蔵堂(ふくまんこくどうぞう)を建立した際、
どこからともなく赤毛の牛が現れ、大変な重労働を手伝い、
お堂を完成させて守り神になったという伝説に由来している縁起物です。
その後も、会津で伝染病が流行った時に、赤べこを持っていた人だけが
病気にかからなかったということで、災難除けのお守りとしても大切にされています。
だそうです。
「どこからともなく」っていうのがいいですね。
想像が膨らむ。実際どんな姿の牛だったんだろう?
大きそう。
優しそう。
ありがたや
ありがたや
この、「赤べこプロジェクト展」
2011年 9月2日(金)〜9月25日(日)まで。
会場は@btf 3A
都営大江戸線「勝どき駅」A2出口から徒歩3分
有名な作家さんもたくさん参加してますよ!
詳しくは↓
その後、この展示会は定期的に日本各地を巡回する予定になってます。
様々な人たちが「東北」に触れ、震災と原発の問題の風化を少しでも防ぎたいという目的。
さて、、、
今回
ASAKURA KOUHEIがつくった
オリジナル赤べこ
こちらっ!
「ETERNAL GRAIN」
僕の体は絶え間なく巡る粒子でできている。
その粒々は今も少しずつ他の命の中に入り込む。
草になったり、雲になったり、鳥になったり。
君と僕の境界線がぼやけてくる。
この作品をきっかけに、いろいろ思うことがありました。
草が芽を出すのと同じように、これからも地面は震え、波は打ち寄せ、山は噴火し、風は吹き、雨が降る。
僕らは、グラグラな世界に生きている。
グラグラでいい。一緒に揺れればいい。
地震を起こしたプレートも、津波の波も、草の芽も、僕もあなたも同じ粒子を共有しながら存在している。
絶え間なく巡る粒々の旅。
死んだ命と生きている命でさえ境界線がぼやけてくる。
津波によって失われた命は、今たくさんの命に吸収され、新しい営みを生む糧となってる。
火葬が追いつかなくて土葬された人たち。
彼らはどんな花を咲かせてくれるのだろう?
こんな言い方をしたら怒る人がいるかもしれないけど、
この地震や津波によって、人間が自然の営みに参加している。
「命を交換しながら生きていく」のが自然のあり方なら、
「命を留める形」これが人の生き方。
他の命に自らの命を利用させるシステムが自然界にはあるけど、人はそこから脱している。
人がそのシステムの中に入ると事故になり、悲劇として受け入れられる場合が多い。
一方、自然はいつでも人の命を利用する準備が整っている。
「命を有り難く頂戴します」
という意味の「頂きます」
は、食事の時に犠牲になった命に対して言う感謝の言葉だけど、
食べる相手の命に対してだけ思うのではなく、
自分の命に対しても、最終的に「頂かれる命」になることが僕にとって1つの幸せだと思うようになってきています。
「食べる」「食べられる」という関係は、優劣関係じゃなくて、対等な気がしていてます。
「生きる命」「死んだ命」にもれなくくっついてくるのが「食べる」「食べられる」という事柄だと思うんです。
あぁ、お腹減っちゃった。。
そうそう、ASAKURA KOUHEIの個展
「I DISCOVER IRIS COLOR」
も渋谷Diner868で好評開催中!
こちらもぜひぜひお越し下さい!!
それではー
またー!!
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